各国で入国制限がかかっておりますが、ベトナムも在住国の権限ある機関が発行する新型コロナウイルス感染症が陽性でないことを証明する証明書を持っており、この証明書についてベトナムによる承認を得なければ入国できないことになっており、一部を除き実質入国できない状態が続いております。
そのような中でもホーチミンでの立ち上げ準備に関するお問い合わせは多く、特にご質問が多い事項から書いていきたいと思います。
ご質問が多い1つがオフィスの開設場所についてです。
法人設立を行う際ですが賃貸契約書の原本かベトナム公証コピーが必要になり、契約書か予約書が必要なのが特徴です。
マーケットを全て調べてから開始するには、膨大な時間と費用がどうしてもかかってきます。
それでも調査した際と実際に商売を開始した際では、どうしても違いが起きることもあるかと思います。
その為、現地法人で商売を開始してから並行してマーケット調査を行われる企業様も多いのですが、進出後も情報の変更修正を行っていくことは大切になり、オフィスの場所選択もその1つと言えます。
(市場調査の意味合いも強い場合優には、先々の法人化を目指した駐在員事務所という進出選択肢もあります。)
ホーチミン市の中心地は1区になります。
1区と言っても広いのですが、金融機関が多いグエンフエ通り(日系もみずほ銀行、三井住友銀行)、大使館が多いレデュアン通り(アメリカ大使館など)とこの近隣には、Aクラスの商業ビルが多く建っており経済の中心地となります。
3区もこのエリアに近いエリアは同様です。
中心地は、ベトナム人以外にも日本人を始め欧米人など外国人も多く働かれております。
ホーチミン市内の郊外やホーチミン市の周辺省と異なるのが人材。
中心地は至る所から働きに来られているので、ビジネスをサポートしてくれる営業サポート人材、エンジニア、人事労務総務人材、会計税務人材など、ベトナムでビジネスを行う上で必要な人材を見つけやすい環境です。
ビジネスを行う際には、業種やターゲットから逆に全く中心地が有効的でなく、営業拠点は郊外の方が営業効率が良い場合は別ですが、この1区3区のエリアでの活動はとても有効的になる可能性があるエリアの1つと言えます。
ただ中心地エリアの賃料は、管理費6$程度を込みで㎡/35$~60$程度のAクラスオフィスが多くなっており、100㎡以下のユニットのオフィスが少ないことから3,500$~6,000$+消費税が目安で、借りる際は保証金3ヶ月(10,000~18,000$)程度、前家賃も同程度が必要になり、合わせて内装工事も必要になることから、初期費用は決して安くはありません。
当初お勧めしやすいのは、この中心地エリアにあるサービスオフィス、レンタルオフィスと言われるオフィスです。
サービスオフィスとは、簡単に言えばシェアオフィスです。
広いスペースを提供会社がオフィスから借りており、3名~5名用部屋に分割し、机やいすなども設置して貸してくれているところが多くなっております。
中心地のサービスオフィスも先ほどのAクラスオフィスに入っています。
会社登記も可能で、賃料は1200$~2000$、入居初期費用は1ヶ月分から2ヶ月分(2400~4000$)程度です。
中心地で営業を行いながらベストな場所を見つけることが可能で、初期費用が抑えられますのでおすすめしやすくなっております。
合う場所を探す過程として、まずは中心地のレンタルオフィスでの活動スタートを検討してみてはいかがでしょうか。
弊社ではホーチミン市のサービスアパート、マンション、オフィスの賃貸仲介サービス「アオザイハウジング」の運営も行っております。
ベトナムホーチミン進出の際は、法人設立からのワンストップでのサポートもしております。